海外旅行に行った際、プライオリティ・パスを持っていると、フライトまでの間「空港ラウンジ」を利用できます。
空港ラウンジで軽食・飲み物などを楽しめるほか、ラウンジによってはシャワーやマッサージチェアなどを利用できることもあります。
プライオリティ・パスを取得する方法は色々ありますが、近年では「所有するだけプライオリティ・パスが手に入るクレジットカード」を持つ方法がスタンダードになりつつあります。
この記事では、プライオリティ・パスが手に入るタイプのクレジットカードを持つメリットや、注意点について解説します。
プライオリティ・パスの概要
プライオリティ・パスは、世界1,500ヵ所以上の空港ラウンジを利用できる会員サービスで、以下3種類の会員プランが設定されています。
スタンダード | ●年会費99米ドル ●利用の都度35米ドルを支払う(本会員・同伴者ともに適用) |
スタンダード・プラス | ●年会費329米ドル ●本会員は10回まで無料で利用でき、その後は本会員・同伴者ともに利用の都度35米ドルを支払う |
プレステージ | ●年会費469米ドル ●本会員は無料で利用でき、同伴者は利用の都度35米ドルを支払う |
本来、このサービスを利用する場合、基本的には所定の年会費を支払わなければなりません。
しかし、クレジットカードを発行してもらうのと同時にプライオリティ・パスを受け取るケースの多くは、年会費やラウンジの利用料金をカード会社が負担してくれる契約になっているため、ユーザー側が年会費等を支払う必要がなくなります。
ただし、そのようなクレジットカードの多くは「プラチナカード」などハイクラスのカードであることから、誰でも手が届くカードとはいえない点に注意が必要です。
それでも、プライオリティ・パスを単独で獲得するのに比べてランニングコストは安く抑えられるケースが多いため、審査が通れば手に入れたいと考えている人は一定数存在しています。
プライオリティ・パス付帯のクレジットカードを持つメリット
にプライオリティ・パスが付いてくるタイプのカードを選んだ場合、次のような利点があります。
●混雑する空港の喧騒を避けて、比較的静かなラウンジ内で快適な時間を過ごせる
●無線LAN・デスク等を用意しているラウンジが多いため、待ち時間に落ち着いた環境で仕事ができる
●フライトまで時間がある場合でも、無料の軽食や飲み物が用意されているラウンジではお腹を満たせる など
どういった点を重視するのかについては、人によって考え方が異なりますが、少なくとも空港ラウンジを利用した方がリラックスできる可能性が高いでしょう。
会員以外は入場できないことから、セキュリティの観点からも安心感があります。
また、プライオリティ・パスが付いてくるランクのカードは、それ自体が特典のかたまりといっても過言ではないほど、豪華な特典が揃っています。
国内の空港ラウンジを無料で利用できたり、ホテルを優待料金で予約できたりと、カードを持っているだけで得られるメリットも数多く存在しています。
その他、旅行や外食などに行く機会が多い人も、様々な特典を楽しめるはずです。
プライオリティ・パス付帯のクレジットカードの注意点
レジャーにお金と時間を使うことが多い人にとっては、プライオリティ・パスが付いてくるクレジットカードを持った方が、有意義な体験ができるでしょう。
その一方で、選んだクレジットカードの種類によっては、十分に恩恵を受けられない可能性も考えられます。
例えば、プライオリティ・パスが無料付帯ではなく「有料」のクレジットカードだった場合、直接会員になるのに比べて価格が安くなったとしても、別途お金を支払う必要があります。
無料であっても入場回数に制限が設けられているケースもあることから、カードに支払う年会費とラウンジ等の利用機会を比較検討して選びたいところです。
また、プライオリティ・パスで利用できる空港ラウンジは数多く存在しますが、すべての場所が、あらゆるタイミングで利用できるとは限りません。
自分がよく行く国の空港事情を把握した上でクレジットカードを選んだ方が、納得のいくお金の使い方ができるはずです。
まとめ
プライオリティ・パスを手に入れて、世界各国の空港ラウンジに入れるようになると、より旅行を楽しめるようになるでしょう。
出張が多い人の場合は、リラックス空間を確保しやすくなるため、体調管理や仕事の面でもアドバンテージが得られます。
海外旅行や仕事での移動が多く、現在使用しているクレジットカードを見直そうと考えている人は、プライオリティ・パスに注目してみることをおすすめします。