切手買取で起こったトラブル事例|対策についても解説

切手の売り買いは個人間で行われることもあるため、しばしばトラブルが報告されています。

これから切手を売ろうと考えている人は、安心して切手買取ができる相手を見つけたいと考えているはずです。

お店・業者に買取を依頼した場合も、何らかのトラブルに巻き込まれる可能性があるため、注意して買取を依頼する必要があります。

この記事では、過去に切手買取で起こったトラブルの事例について紹介するとともに、対策についても解説します。

切手買取におけるトラブル事例

切手買取で過去に生じたトラブルの事例としては、以下のようなものが有名です。

買取成立後の査定額減少

切手買取においてご法度ともいえるトラブルですが、買取成立後に査定額が減少してトラブルに発展した事例があります。

契約後に切手の汚れに気付いたなど、契約前の段階で気付けなかった点を理由に、買い手が査定額を減少したケースなどが該当します。

このようなケースは、消費者契約法における「消費者の利益を不当に害する行為」に該当するため、契約を無効とすることができます。

再査定を前提として契約を結ぼうとする業者がいた場合は、その時点で買取を辞退し別の業者に依頼することをおすすめします。

キャンセル料が高額・キャンセル不可

買取が成立して契約を結んだ場合でも、キャンセル料を支払えば、基本的に問題なくキャンセルすることができます。

しかし、選んだ業者によってはキャンセルを認めてもらえなかったり、高額なキャンセル料を請求されたりするおそれがあります。

不当に高いキャンセル料を請求された場合は、その理由を確認した上で、場合によっては弁護士等への相談も視野に入れる必要があります。

しかし、買取専門店の中には「キャンセル料無料」をうたっているところもあるため、依頼前の段階でキャンセル料等の確認をしておくことをおすすめします。

半ば無理やり買い取ろうとする

女性・高齢者などに多いトラブルの一つで、査定スタッフによる強引な営業トークに押し負けて、契約を結んでしまうケースが該当します。

強引なスタッフは、査定だけを依頼しても、あの手この手でしつこく買取に結びつけようとします。

初対面でスタッフの性格を判断するのは難しいため、当日は複数人で対応するなどし、いざとなったら警察に電話できる体制を整えておくと安心です。

または、あらかじめ「複数の業者に査定を依頼しているため即決できない」と事前に伝えておくのも良い方法です。

切手買取でトラブルを避ける際のポイント

切手買取を依頼する場合、トラブルは未然に防ぐことが肝心です。

以下、トラブル回避の具体的なポイントについて解説します。

訪問買取は玄関先で断る

自分から電話・メール等で買取を依頼したわけでもないのに、いきなり訪問してくる買取業者に関しては、家の中に入れる前に断りましょう。

このような業者を自宅に入れてしまうと、あらゆる手を使って買取を成立させようとするため、絶対に入れないようにしましょう。

確認できる情報は一通り確認する

買取業者を選ぶ際、キャンセル手数料や査定料など請求される可能性がある料金については、あらかじめ一通り確認することが大切です。

トップページだけを見ても確認が難しい場合があるので、様々なページにくまなく目を通し、業者ごとに金額を把握しておきましょう。

なお、確認しておきたい主な費用としては、次のようなものがあげられます。

●査定料

●出張料

●キャンセル料

●振込手数料

●送料(返送料)

●買取手数料 など

選択肢を増やす

査定を依頼する際、買取業者や買取方法については、複数の選択肢を考慮して選びましょう。

最低でも2社以上から見積もりをもらい、相場を確認することが大切です。

また、買取方法に関しては、出張買取以外にも持ち込み・宅配などの方法も選べます。

クーリングオフが適用されるのは「出張買取」のみとなるため、買取を断り切れる自信がない方は、あえて出張買取を選ぶのも一手かもしれません。

まとめ

切手買取においては様々なトラブルが予想されるため、買取業者や買取方法は慎重に選びましょう。

事前に情報を確認しておけば避けられるトラブルも多いため、買取を依頼する前の情報収集は入念に行うことをおすすめします。

一人で対応するのが不安な場合は、家族や友人に立ち合ってもらいましょう。

「こんなはずじゃなかった……」と後悔する前に、打てる手は事前に打つことが大切です。

タイトルとURLをコピーしました