家族カードの申込時も審査はある?原則と例外ケースについて解説

本会員の家族が申し込める家族カードは、本会員と生計をともにする配偶者や子供などが申し込めるカードです。

一般的に、クレジットカードの申込時は審査が行われますが、家族カードについては審査を申し込む必要があるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、家族カードの申込時における審査について解説します。

家族カードは原則として「家族の審査不要」

家族カードを発行する際も、審査自体は存在していますが、家族会員に対して審査を行うわけではありません。

基本的には「本会員」に対して審査を行うため、収入が少ない家族であってもクレジットカードを持てる可能性があります。

家族カードの審査を進める際は、信用情報機関を通して本会員の事故情報を確認したり、利用状況を精査したりするプロセスがあります。

具体的な審査基準は公開されていませんが、本会員がクレジットカード発行後に何らかの問題を起こしていない限り、スムーズに家族カードが発行されるものと考えられます。

なぜ、家族カードはカードを持つ家族本人の審査が不要なのでしょうか。

それは、本会員が「家族カード所有者が利用した分の請求を請け負う」形になるからです。

例えば、本会員の妻(夫)が食材などを買うためスーパーに行って、家族カードを使ったとします。

その場合、請求先は妻(夫)ではなく本会員となり、家族は支払いの必要がありません。

よって、家族カードの発行に関しては、原則として家族の審査をすることなく、本会員の情報をもとに発行が決定されます。

家族が審査される例外的なケース

原則として本会員の審査後に発行される家族カードですが、一部例外的に家族が審査対象となる場合もあります。

具体的には、次のようなケースが考えられます。

●家族カードの申込者に何らかの問題がある

●家族カードの対象者ではない

●申込内容に不審な点があると判断される など

家族カードの申込者自身が、過去に「本会員が持っているクレジットカードと同じカード会社」で別のカードを発行し、過去に支払遅延を起こしていた場合、それを理由に申込者の審査が行われる場合があります。

また、家族カードを申し込んだものの、カード会社が「家族カードの対象者とみなしていない」家族の場合は、対象外と判断されてしまう可能性があるでしょう。

その他、申込内容に不備があると、それを不審に思ったカード会社から再確認を受けることも考えられます。

最悪の場合、審査に落ちてしまうリスクもあることから、申込前に不安がある場合は家族間で相談し、別のカードの審査を視野に入れてみましょう。

家族カードを持つメリット

一部の例外を除いて、家族カードは取得難易度が低い傾向にあり、家族にとってのメリットも大きいカードです。

利用代金は、本会員の口座にまとめて請求されるため、家族全員の支出を一括してポイント取得に回せます。

例えば、本会員は月に30,000円しかクレジットカードを利用しなかった場合でも、家族が買い物や公共料金の支払いで100,000円を利用したら、合計130,000円の支払いとなります。

この支払い分がポイント等に換算されるため、効率良くポイントが貯まります。

また、本会員は家族会員が利用した分も含め、明細を確認できます。

クレジットカードの利用明細は、毎月の出費を可視化しやすいため、無駄な出費を見つけて改善を図るのにも役立つはずです。

まとめ

家族カードの発行時、審査対象となるのはあくまでも本会員がメインです。

本会員のカード利用履歴に特段問題がなければ、比較的スムーズに家族カードが発行されるものと考えられます。

しかし、申し込んだ家族自身に何らかの問題があった場合は、その家族に対する審査が行われる可能性があります。

思い当たる節がある場合は、家族で状況を整理した上で、審査に通りやすいカード会社を選ぶのも一手です。

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