フリマアプリの「メルカリ」は、月間利用者数2,200万人以上・累計出品額30億品以上という人気を誇ります。
日本で暮らしている人なら、一度は利用したことがあるフリマアプリなのではないでしょうか。
メルカリでは、骨董品を出品しているユーザーも少なくなく、その種類は時計や茶道具・食器など様々です。
この記事では、骨董品がメルカリで売れるのかどうか、ユーザーが掘り出し物を探す際の心理にも触れつつ解説します。
メルカリで骨董品を売るメリット・リスクとは
メルカリを使って商品を出品する場合、スマートフォンで商品を撮影した後、概要・販売価格などを入力すれば手続きが完了します。
操作方法も比較的簡単で、動画・マニュアルをチェックしながら作業ができ、個人情報を伏せたまま取引することも可能です。
自分で価格を決められることから、仮に他の店での査定が低価格だったとしても、自分が売りたい価格で出品することができます。
このように、ココナラで出品することはメリットが多いものの、リスクゼロでの取引は難しいでしょう。
出品者は価格を自由に決められる反面、他のユーザーが「高い」と判断した場合、値下げ交渉を持ちかけられることも珍しくありません。
梱包作業や発送手続きも自力で行う必要があり、商品が到着した後で購入者からクレームがあった場合も対応が求められます。
また、ココナラで高額の販売価格を設定してしまうと、いつまでも売れ残ってしまう可能性があります。
ココナラで骨董品を売りたい場合、ココナラのユーザーの考え方や行動を読み解いた上で出品することが大切です。
メルカリで骨董品を売るための心構え
メルカリのユーザーは、売るための「心配り」ができる出品者を評価する傾向にあります。
具体的には、次のような点に注力して商品を出品すると、売れる可能性が高いでしょう。
●写真の撮り方に気を配る(傷や汚れを隠さない、付属品等をすべて撮影する、など)
●買いやすい価格を設定する(他の出品者の価格を見て相場を把握し、値下げを想定した価格を付ける)
●説明文を詳細に入力する(商品状態を表す「美品」などのキーワードを盛り込みつつ、商品を手に入れた際のエピソードなども書き加える)
撮影時はどうしてもきれいな部分だけをアピールしたくなるものですが、傷や汚れをあえて映すことで「この人は誠実な出品者だ」と思ってもらえるはずです。
自分で骨董品に価格を付けるのは難しい場合は、他の出品者が出している金額である程度相場をつかめたら、その後は値下げ交渉に対応できるような価格を付けましょう。
説明文では、画像などでは分からない部分を説明しつつ、アピールポイントを簡潔に述べましょう。
ここまで丁寧に対応できれば、多くのユーザーから良い反応を得られるでしょう。
ユーザーが掘り出し物を探す際の心理
メルカリのユーザーの中には、転売目的で掘り出し物はないか探しているユーザーもいます。
目的は様々ですが、そういったユーザーに自分の品を買ってもらいたいなら、メルカリの「検索キーワード」に注目しましょう。
検索キーワードの中には、掘り出し物を探しているユーザーが注目しやすいものがあります。
以下、主なものをいくつか紹介します。
●引っ越し(ユーザーが「相場より安いものが見つかるかも」と考える可能性がある)
●断捨離(相場を気にしないで金額を設定している出品者が見つかりやすい)
●押し入れ・倉庫(実家の整理などで、歴史的価値のあるものが見つかる場合がある)
●おじいちゃん・おばあちゃん・祖父・祖母(亡くなった祖父・祖母がコレクションしていたものにつき、本当の価値を知らないまま安値を付けているケースが考えられる)
●知人(価値を知らないまま譲り受けたものと判断される)
●当選(○○名にしか当たらないなど、価値がハッキリしている分買われやすい) など
これらのキーワードをハッシュタグなども活用して盛り込むことにより、購入希望者を増やすことが期待できます。
まとめ
フリマアプリのメルカリを使うと、出品者は自分が売りたい価格で骨董品を出品することができます。
しかし、ユーザー側は価値の高いものを“少しでもおトクに”購入しようと考えるため、出品する際はユーザーの心理を読み解いた上で商品情報を登録することが大切です。
骨董品ということもあり、ユーザーは少なからず警戒心を持って商品情報を確認するため、誠実さがにじみ出るような文章を意識しましょう。
キーワードにも気を配ると、掘り出し物を探しているユーザーが商品をチェックしてくれる確率が高まるはずです。